雑談

髭と俺

どうも!いつもご覧いただきありがとうございます!

雄佐武(@OSamphoto1)です。

今回はしょうもない自分語り記事です。

髭と俺

言っても信じてもらえない時があるのですが、自分は髭脱毛に通ってた時期があります。しかも3年間ものあいだです。

キッカケはよく覚えてないのですが、とにかく髭というものが強烈に嫌で、社会人になって初めてもらったボーナスを元手として湘南美容クリニックに通いました。

脱毛には医療系とエステ系があって、医療系は事務的な雰囲気のもと、髭脱毛に効果の高い強いレーザー機材を使うのが特徴で、一方エステ系はムーディな雰囲気のもと民生用より少し強い程度のレーザー機材を使います。

つまり雰囲気の良さを取るか、効果を取るかです。今だったら違う判断もあると思いますが、当時の自分は早く効果を出したくて医療系を選びました。

効果の高さはそのまま施術の痛み、また施術後の肌荒れのヒドさに比例するのですが、当時の彼女から髭がない方が良いと言われた事もあり、レーザー照射の痛みに耐えながら頑張って通いました。

この施術の痛みですが、毛の濃い男性ほどキツくなります。

痛みを例えると輪ゴムでパチン!とやられるのを20倍にしたくらいの痛さです。しかも、レーザーは黒色に反応するため、万が一にも網膜を傷付けないよう照射中は厚めのアイマスクをします。

つまり目隠しをされた状態で、いきなり痛みが発生するのです。

自分が当てられたレーザーは照射面積が狭く照射回数が多かったため、施術の人もいちいち照射タイミングを教えてくれません。上手い人はリズミカルに打つのである程度身構えることができますが、下手な人は唐突に痛みが発生するので、想像以上の痛みを感じます。

これを鼻の下など痛覚が集まっている敏感なところにやられると、その余りの痛さに涙が勝手に溢れ出てきます。かなり辛いです。

通いだしてしばらくは効果が実感できませんでしたが、5回通うと最初より髭が無くなっているのを感じました。当時の彼女から頬擦りしても痛くなくなった、肌が綺麗になったと喜ばれたのを覚えています。

さて、このまま通っていれば順調に髭が無くなっていくのかなあと思っていたのですが、ある回数を超えてから効果を感じられなくなりました。ただ、相変わらず施術後の痛みと肌荒れだけは続くので、何の為に通ってるか分からないけどとりあえず行くといった、惰性で通う日々が続きました。

脱毛に通いだして3年した頃、ある出来事が起きました。

この頃の自分は仕事が非常に忙しく、家に寝る為だけに帰る日々が続きました。少しでも成果を出そうと、効率の悪さを残業時間でカバーする無茶な働き方をしていました。さらには上司からのプレッシャーや理不尽な仕打ちを跳ね除ける実力もなく、体力も精神力もギリギリの所まで追い詰められていました。

余談ですが、プライベート含めて、この頃の記憶はあまり残っていません。楽しかったことも沢山あったと思うのですが、ただ、辛かった記憶だけが、頭にあります。

さて、そんな日々が続いたある日、髭を剃ろうと鏡を見たときにびっくりしました。見たことがないおっさんが鏡に映っているなと思ったら、自分だったのです。

疲れ、ストレス、不眠で、白髪がポツポツと、顔はやつれ、目はくぼみ、肌にはシミとシワ、そして口周辺と顎に剃り残しの髭が薄っすらと。

若さというものが何一つ残っていない状態でした。

ただ、このとき、奇妙なことを思いました。この髭は、自分なんじゃないかと。

不思議なことですが、3年もかけてレーザーを照らし消滅させようとしていた髭が、仕事で精神と肉体がボロボロとなっている自分と相似していると。

よく見るとこの髭というやつは口に顎にしぶとく生えています。

髭をジッと見つめると、「俺はどんな逆境にも負けていないんだ」、「どんな状況でも諦めずに生き延びてやるんだ」と、まるで声を発している気がしたのです。そしてその言葉は、自分が辛い時に心の中で叫び続けた言葉でもあります。

この時、嫌で仕方なかった髭がまるで自分のように、さらには自分の強さの象徴だとパラダイムシフトしたのです。

この髭をレーザー照射し続けたら、何年か先には消滅し尽くす事が出来るかもしれない。ただ、それをやって良いのかと。そう考えるようになりました。

一度そのような感情が生まれると、涙が出るほど強烈にい痛いレーザーを照射する事に、意味が見出せなくなりました。自然とクリニックから足が遠のき、そして結果的には通うのをやめた事になりました。

エピローグ

一時期、髭を伸ばした事もありましたが、2019年9月現在また毎日髭を剃る生活をしています。

毎朝髭を剃るの面倒くさいなとか、今日はカミソリ負けしないと良いなとかは思いますが、ただ不思議と、脱毛で消滅し尽くさなくて良かったと思えるのです。

それは、あの頃の辛かった時期を乗り越えられたのは間違いなく髭に勇気付けられたからですし、そしてその後、決意表明として髭を伸ばすことにも繋がったからです。

どうやら自分にとって髭は、特別な意味を持っているようです。

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